Tips

kintoneの「うっかり操作」を防止する新規APIの紹介

新しくなった「操作制限」の仕組みをわかりやすく解説!

kintoneを使っていて、「今は編集してほしくないデータなのに、誰かが操作してしまった」「ボタンを隠したはずなのに、キーボード操作で中身が変わってしまった」といった経験はありませんか?

2025年後半から登場した新APIで、kintoneのカスタマイズ機能が大きく進化しました。
今回は、新APIを活用した「操作をより安全にコントロールするための新しい仕組み」についてご紹介します。

1. 新しい機能の紹介:ショートカットキーの「見守り役」が登場

今回注目するのは、kintoneの「ショートカットキー」の状態を確認・変更できる機能です。

ショートカットキーの有効/無効の状態を取得する
ショートカットキーの有効/無効の状態を取得します。

kintoneには、キーボードの「e」を押すと編集画面が開く、といった便利なショートカットキーがあります。新しく追加された機能(API)を使えば、システムが「今、ショートカットキーが使える状態か?」を瞬時に判断し、必要に応じて「今は使えないようにする」といった指示が出せるようになりました。

いわば、アプリの中の「操作の蛇口」を、状況に合わせて自動で開け閉めできるようになったイメージです。

2. 目的・何ができるのか:見た目と中身の「ズレ」をなくす

この機能の目的は、「ユーザーが迷わない、ミスをしない環境作り」です。

これまでは、「編集ボタンを隠す」ことはできても、キーボード操作(ショートカット)まで完璧に制限するのは難しい部分がありました。新しい機能を組み合わせることで、以下の3つが同時に行えるようになります。

  1. 今の状態を確認する(今、操作できる設定になっているかチェック)
  2. ボタンを隠す(画面から「編集」や「複製」のボタンを消す)
  3. キーボード操作を止める(「e」などのキーを押しても反応しないようにする)

これにより、システムが「今は触らないでほしい」と思っているときに、あらゆる操作を完全にロックすることが可能になります。

3. これまでのアプリと比較して何が変わるのか

これまでのカスタマイズと、新機能を使った後の違いを比較してみましょう。

  • これまでの課題: 画面上の「編集ボタン」を隠していても、詳しい人がキーボードの「e」を押すと編集画面に入れてしまいました。いわば「表門は閉まっているけれど、裏口が開いている」ような状態です。
  • これから: 「表門(ボタン)」を閉じると同時に「裏口(キーボード操作)」にも鍵をかけ、さらに「今は鍵がかかっているか」をシステムが自分自身で常に確認できるようになります。これで、意図しないデータの書き換えを完璧に防げるようになります。

4. 具体的な活用事例

この新しい仕組みを使うと、現場でどのようなメリットがあるのでしょうか?具体例を挙げます。

① 確定データの「物理ロック」

請求書や月次の実績など、一度確定したら絶対に書き換えてはいけないデータがあります。この機能を使えば、ステータスが「完了」になった瞬間に、ボタンもキーボード操作も完全に無効化し、ミスによる修正を物理的に不可能にします。

② 承認作業中の「割り込み防止」

上司が承認中のレコードを、申請者がうっかり修正してしまうと混乱が起きます。「承認中」の間だけは、本人であっても操作が一切できないようにガッチリ守ることができます。

③ 新人さんの「マニュアル操作」推奨モード

「最初はショートカットに頼らず、ボタンの場所から覚えてほしい」という新人研修時。新人ユーザーがログインした時だけ、あえてショートカットキーを無効にして、画面をしっかり見て操作してもらうといった使い方も可能です。

④ 集中入力時の「誤爆」防止

長い文章を入力している最中に、うっかり変なキーを押して画面が切り替わってしまうのはストレスです。「文字入力中だけは、システム操作用のショートカットを一時的に止める」といった設定で、快適な入力環境を作れます。

⑤ 複数のカスタマイズがぶつからない「安全確認」

kintoneに色々な機能を追加していると、機能同士がケンカして動きが不安定になることがあります。新機能の「今の状態を確認する力」を使えば、「他の機能が制限をかけているから、今は上書きしないでおこう」といった賢い判断がシステム側でできるようになり、トラブルが減ります。


スポンサーリンク

まとめ

今回のアップデートによって、kintoneは「ただデータを溜める場所」から、「ユーザーを正しい操作へ導いてくれる、より親切な道具」へと進化しました。

「こんな制御ができたら安心なのに」と思っていた管理者の皆様、ぜひこの新しい仕組みの導入を検討してみてはいかがでしょうか?


※この記事は、kintoneのJavaScriptカスタマイズ(API)に関する最新動向を、一般ユーザー向けに解説したものです。実際の導入には、開発担当者やパートナー企業への相談をおすすめします。

🔨 自分でカスタマイズしてみたい方へ

以下のNote記事で本記事のカスタマイズ事例を紹介しています。
記事内で紹介しているカスタマイズコードは、無料で利用できるので是非挑戦してみて下さい。

新API:ショートカットキーの有効/無効の状態を取得する|アプリ活用研究会(キン活)
はじめに:新APIの紹介 2025年12月14日のkintoneアップデートで、新しいJavascriptAPIが幾つか発表されましたが、その中にkintoneのショートカットキーの有効/無効状態を調べる関数:kintone.getKeyboardShortcuts() がありましたので、使い方を試してみました。 ショートカットキーの有効/無効の状態を取得するショートカットキーの有効/無効の状態を取得します。cybozu.dev kintoneの2025年11月
スポンサーリンク

🌸 アプリテンプレートの販売

本記事でご紹介しているアプリテンプレートを、下記の料金プランで販売しています。
導入をご希望の方は、各プランの「お申込み/お問い合わせ」ボタンからお問い合わせください。

料金プラン

◆単品販売(買取型)は、導入サポート付きの価格です。
 単品動作タイプは60,000円、2アプリ連携タイプは100,000円、3つ以上連携タイプは150,000円です。
◆簡易サポート契約では、当サイトのアプリテンプレートとプラグインを合計6種類までご利用できます。
◆会員サポート契約では、ご利用範囲「無制限」で運用ヘルプデスク対応までフルサービスでご提供します。

項目 単品販売 簡易サポート 会員サポート
料金体系 100,000円 (税抜) 120,000円 (税抜) 360,000円 (税抜)
契約期間 なし 毎年更新 6か月更新
導入サポート
メールサポート ×
チャットサポート ×
バージョンアップ対応 ×
運用ヘルプデスク対応 × ×
商品のご利用範囲 本商品のみ 6種類までご利用可能
ユーザー数10名まで
無制限
ユーザー数30名まで
お問い合わせ/お申し込み 購入する お申込み

🏫 kintone人材育成研修

この様なカスタマイズを自分で出来る様になりたい方は、当サイトの「Kintome人材育成」上級コースの受講をご検討して下さい。当サイトのTIPSで紹介しているカスタマイズ例のテンプレートを使えば、簡単に実装出来ます!
上級コースの受講者には、特典で当サイトのカスタマイズテンプレート(3種類まで)と3か月のサポート契約を無償でご提供しています。

研修目的を「カスタマイズテンプレートのアプリ導入」とする研修メニューもご提案可能です。

📣カスタマイズ・導入支援いたします!

本記事の様な「kintoneアプリのカスタマイズ」をご希望の企業様へ
kintoneを便利に活用できるカスタマイズと運用支援は、ぜひ当社にご相談ください!

#kintone #Javascript #カスタマイズ

スポンサーリンク
シェアする

事例紹介

ACHIEVEMENTS
製造業の受注データ管理をエクセルから移行
エクセルマクロの作業日報をKintoneに移行

Tips

TIPS
kintone業務活用
レコード一覧表の一部を「見せない」改善事例
kintone業務活用
kintoneカレンダーに月・週・日のビュー切替機能を実装
kintone
kintoneの「うっかり操作」を防止する新規APIの紹介
補助金の活用についてもご相談ください

中小企業のデジタル化に利用できる補助金や助成金があります。
補助金や助成金は申請できる企業や用途に要件があったり、事業計画書を作成する必要があったりします。
必要な手続きをサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

お気軽にご相談ください。

オンライン可
無料相談
デジタル化
診断チャート
簡易診断

デジタル化による
コスト削減効果を算出