2つ以上のアプリのレコードを任意の集計キーと集計方法で一括表示するプラグインです。
複数のアプリを一括集計したい
kintoneを業務で活用している多くのユーザーが直面する課題、それが「アプリ間の集計の壁」です。
現場の業務は、必ずしも1つのアプリで完結するわけではありません。
例えば、月次の営業報告を作成する場合、以下のデータを突き合わせて確認する必要があります。
- 「案件管理」と[活動記録]アプリから算出する、今月の[担当者]別の活動件数と見込額
- 「売上請求」と「経費管理」アプリから算出する、今月の[支店]別の売上額と経費額
- 「作業日報」と「出荷管理」アプリから算出する、今月の[製品]別の作業時間と出荷金額
kintoneの標準機能でこれらを集計しようとすると、それぞれのアプリに移動し、毎回「グラフ」ボタンを押し、条件(集計期間、集計キー、集計方法)をその都度設定しなければなりません。アプリが2つあれば、少なくとも2回の集計操作が必要です。さらに月次で比較を行うとなると、その手間は4回、8回と指数的に増加するので、貴重な活動時間が「集計のための単純作業」に奪われてしまいます。
「標準機能では、異なるアプリの集計結果を1つの画面に並べて表示できない」ので、この制約が、データに基づいた迅速な意思決定を阻む要因となっていました。
業務用のアプリが増えると、アプリを個別に開いて集計値を確認&転記する作業が増えてしまい「デジタル化したのに手作業の集計業務が増えた」という本末転倒な状況が発生しがちです。

このプラグインで解決できること
本記事でご紹介する「複数アプリ集計レポートプラグイン」は、「2つ以上のアプリの集計結果を、1つのカスタムビューに集約する」ことを可能にします。
このプラグインは、集計の設定を一度を行うだけで、指定した期間内のデータを複数のアプリから自動的に吸い上げ、1画面に整列したレポートとして出力します。
しかも複数のカスタムビューに個別の集計条件を設定できるので、カスタムビューの切り替え表示だけで、様々なアプリの集計結果をワンクリックで表示出来る様になります。
ユーザーは、作成した集計専用の「カスタムビュー」を開くだけで、複数アプリの集計結果を1画面ですべて取得することができます。
デモ画面
デモ画面は、集計対象のアプリ(2つ以上)と集計期間、集計キー、集計方法の組み合わせを登録したカスタムビューを表示するだけで、2つのアプリの集計を実行して集計結果を1画面で確認できています。

本プラグインの主な機能と特徴
本プラグインの主な機能と特徴は、以下の通りです。
■ 2つ以上のアプリを1画面で同時集計
最大の特長は、複数アプリの「横断集計表示」です。2つ以上のアプリの集計結果が1画面に並んで表示されるため、アプリを切り替える際のタイムラグや思考の中断がありません。
■ 共通の集計期間で同期
「期間指定」機能により、すべての集計対象アプリに対して一括で期間を適用できます。例えば「2025/04/01 ~ 2026/03/31」と入力すれば、案件管理の売上も、サポートの件数も、すべて同じスパンで抽出されます。これにより、データの「時期的なズレ」によるミスを防ぎます。
■ アプリ別に自由な「集計キー」設定
集計の切り口(集計キー)は、アプリ別に自由に指定可能です。
- アプリA(案件管理)は「担当者別」
- アプリB(販売記録)は「支店名別」このように、データの性質に合わせた集計軸で分析が行えます。
■ 柔軟な集計方法とマルチフィールド対応
1つのアプリに対し、複数の集計条件を設定して集計結果の列に表示できます。
- 集計方法: 合計(SUM)、平均(AVG)、件数(COUNT)を選択可能。
- マルチ指定: 「売上の合計」と「粗利の平均」を横並びで表示するなど、2つ以上の集計列を1つの表の中に構成できます。
■ ワンクリックCSV出力
表示された集計レポートは、そのままCSV形式でダウンロード可能です。Excelでの二次加工や、経営会議用の資料作成もスムーズに行えます。文字化け対策としてBOM付きUTF-8を採用しており、ダウンロードしてすぐにExcelで開ける実用性を備えています。
1万件超のレコードがあるアプリでも集計可能です
本プラグインは、1万件超のレコードでも集計できるように、レコードIDでレコードの取得を最後まで繰り返す「再帰的ループ処理」を行っています。
これにより、1万件を超える大量データでも、ブラウザのメモリが許す限り集計可能です。
動作試験では、レコード件数12000件のアプリでも10秒以内で集計できました。
※プラグインのVer1.0.8以降から対応済み。
🛠️ プラグインの設定方法
事前準備:
本プラグインは、カスタマイズ型の一覧表を1つ以上使用しますので、集計表示用のカスタムビューを予め作成しておいてください。
- 設定内容は、「設定名」を付けて複数の設定を保存できます(クリックで編集、×印で削除も可能)
- 実行対象カスタムビューは、予め作成したカスタムビューを一覧から選択します。
1つの設定とカスタムビューは、1対1の関係です(ViewIDで集計設定を自動選択します) - 集計期間(START-END)は、日付で指定します。
START日付の初期値は、今年の4月1日がセットされます。
END日付の初期値は、今月の月末日がセットされます。
※「昨年 過去3か月 先月 今月 来月」のリンクで該当期間が自動セットされます - 「+集計対象アプリを追加」ボタンで、集計対象アプリの設定欄を追加できます。
- アプリ検索:集計したいアプリ名を入力して表示される一覧表から選択します。
- 集計キー:集計対象アプリのフィールド一覧から選択します(担当者、店舗名等)。
- 日付/日時:集計期間の範囲と比較する日付型、日時型フィールドを選択します。
- 集計列:集計表の集計列を集計方法+集計フィールドの組み合わせで複数設定できます。
- 集計方法:合計(SUM)、平均(AVG)、件数(COUNT)から選択します。
- 集計フィールド:集計対象のフィールド(数値型、計算型)を選択します
- 最後に「保存する」ボタンをクリックします。
プラグイン設定画面

プラグイン実行画面

外部CSSによるデザイン指定
集計レポートの見出しの文字色・背景色、テーブルの見出し列の文字色・背景色・列幅・罫線の色をCSSで変更できます。
下記のCSSをコピペ&保存して、アプリ設定>設定>Javascript/cssカスタマイズからアップロードすることで、集計レポートの外観(見出しの文字色・背景色、テーブルの見出し列の文字色・背景色・列幅など)を自由に変更できます。
@charset "UTF-8";
/* ============================================================
1. 全体レイアウト・列幅の設定
※テーブルの構造や列の太さを調整する場合はここを修正します。
============================================================ */
/* レポートコンテナ:中身に合わせて幅を広げ、はみ出たら横スクロールを許可 */
.agg-report-container {
width: fit-content;
min-width: 100%;
overflow-x: auto;
padding: 10px 0 20px 0;
}
/* テーブル基本設定:列幅固定(fixed)を有効にする */
.agg-report-table {
table-layout: fixed;
width: auto;
border-collapse: collapse;
margin-bottom: 30px;
}
/* 1列目(集計キー:商品名、支店名など)の幅 */
.agg-col-key {
width: 250px !important;
min-width: 250px !important;
max-width: 250px !important;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis; /* 幅を超える場合は「...」で省略 */
white-space: nowrap;
}
/* 2列目以降(数値項目:売上、件数など)の幅 */
.agg-col-value {
width: 150px !important;
min-width: 150px !important;
max-width: 150px !important;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
white-space: nowrap;
}
/* セルの基本パディング */
.agg-table-header, .agg-table-cell {
padding: 10px !important;
}
/* ============================================================
2. 配色・デザインの設定
※色味や装飾を変更する場合はここを修正します。
============================================================ */
/* レポート全体のメインタイトル (H2) */
.agg-report-container .agg-report-title {
color: #000000 !important; /* 文字色:黒 */
border-bottom: 4px solid #ff8c00 !important; /* 下線:オレンジ */
margin-bottom: 20px;
}
/* 各アプリの見出しブロック (H3) */
.agg-report-container .agg-app-title {
color: #000000 !important; /* 文字色:黒 */
background-color: #00ff00 !important; /* 背景色:明るい緑 */
border-left: 10px solid #008000 !important; /* 左線:濃い緑 */
margin: 20px 0 10px 0;
}
/* アプリ名のリンク色 */
.agg-app-link {
color: inherit;
text-decoration: none;
}
.agg-app-link:hover {
text-decoration: underline;
}
/* 表の列見出し (TH) */
.agg-report-table thead th.agg-table-header {
color: #ffffff !important; /* 文字色:白 */
background-color: #3498db !important; /* 背景色:青 */
border: 1px solid #1a252f !important; /* 罫線:濃い紺 */
font-weight: bold;
text-align: center;
}
/* 表の明細セル (TD) */
.agg-report-table tbody td.agg-table-cell {
color: #333333 !important; /* 文字色:濃いグレー */
border: 1px solid #cccccc !important; /* 罫線:薄いグレー */
background-color: #ffffff; /* 背景色:白 */
}
/* 数値セルの右寄せ・キーセルの中央寄せ */
.agg-cell-right { text-align: right; }
.agg-cell-center { text-align: center; }
/* マウスを乗せた行のハイライト(オプション) */
.agg-report-table tbody tr:hover {
background-color: #fff9f0 !important; /* 背景色:非常に薄いオレンジ */
}
▼上記CSSの設定を反映した後の「集計レポート」のサンプル画面です。
アプリ名の見出しの配色やテーブルの見出し列の配色と列幅、枠線の色を自由に設定できます。

💻 試用版プラグインのお申込み
本プラグインの試用版(60日間)をご希望の方は、以下のフォームからお申し込みください。
お申込み者のEメール宛に「試用版ダウンロードのご案内」をEメールでご送付します。
★★ kintoneの「ドメイン名」は正確にご記入ください。★★
📬 お問い合わせ・料金体系
本プラグインは、下記の料金プランで販売しています。
ご購入を希望される場合は、各プランの「購入する」ボタンからお申込みください。
簡易サポート契約では、当サイトのアプリテンプレートとプラグインを合計6種類までご利用できます。
会員サポート契約では、導入支援から運用ヘルプデスク対応をフルサービスでご提供します。
| 項目 | 年間契約 | 簡易サポート | 会員サポート |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | 60,000円 (税抜) | 120,000円 (税抜) | 360,000円 (税抜) |
| 契約期間 | 1年間 | 毎年更新 | 6か月更新 |
| 導入サポート | ✔ | ✔ | ✔ |
| メールサポート | × | ✔ | ✔ |
| チャットサポート | × | ✔ | ✔ |
| バージョンアップ対応 | × | ✔ | ✔ |
| 運用ヘルプデスク対応 | × | × | ✔ |
| 商品のご利用範囲 | 本商品のみ | 6種類までご利用可能 ユーザー数10名まで |
無制限 ユーザー数30名まで |
| お問い合わせ/お申し込み | 購入する | お申込み |
リリースノート
【名称】複数アプリの集計レポート作成プラグイン
【概要】複数アプリの集計レポートを設定画面の集計条件で作成するプラグインです。
- 2026/03/04Ver1.0.0
初期バージョンの公開
カスタムビューで複数アプリの集計表示の基本機能を実装 - Ver1.0.5
アプリ検索を[appID]ではなく[アプリ名]で検索できるように修正
集計キーの列名を集計キーに設定したフィールド名で表示する様に修正
プラグイン設定画面のデザインを微調整
実行画面で複数アプリの読み込み状況プログレスバー表示機能を実装
複数の集計列を横に並べて表示する様に修正
列表示幅を100%ではなく固定幅に変更 - 2026/03/05Ver1.0.7
集計結果のCSV出力(ダウンロード)機能を追加
集計表の見出しのアプリ名クリックで該当アプリを別ウィンド表示の機能追加
外部CSSで集計レポートの見出し行と列の文字色・背景色を指定できる機能を追加 - 2026/03/06Ver1.0.8
レコード取得方法をOffSet方式からレコード$ID再帰ループ処理に変更
集計キーの値が空白(undefined)だった場合のエラー回避処理を追加
外部CSSで集計レポートの列幅を指定できる機能を追加
設定画面の集計期間の日付入力欄に[昨年 過去3か月 先月 今月 来月]のリンクを追加、ワンクリックで該当の期間を日付欄いセットする機能を追加
外部ライブラリ(Lixon)で応答月や月末日を正しく計算します。 - 2026/03/07Ver1.1.2
プラグインのライセンス認証機能を追加
ライセンス認証のキャッシュ機能を追加(1日1回認証)
設定画面のUIを変更(レスポンシブル対応、設定行の追加・削除を+×記号に変更) - 2026/03/08Ver1.1.3
設定画面で集計キー選択に複数選択型のフィールドを除外する対応を追加
・設定画面の集計キーで選択できるフィールドからテーブルと関連レコードを除外
・設定画面の集計キーで選択できるフィールドからチェックボックスと複数選択を除外
実行画面で、集計キーがオブジェクト型の場合の表示方法を修正
・集計レポートで「ユーザー選択、組織選択、グループ選択」を名前表示する様に修正
・集計レポートの列名をフィールドコードではなくフィールド名で表示する様に修正
このプラグインで利用しているOSSのライセンスは以下の通りです。
- Luxon 3.x
- Author: Isaac Cambron
- License: MIT License
参考記事(Javascriptカスタマイズ事例)
以下の記事は、文字列複数行の文字数を制限するカスタマイズ事例の紹介記事です。
#kintone #plugin #レコード一覧表 #1文字検索 #部分一致検索

