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kintoneのショートカットキーも制御できる新API

管理者必見!画面UIボタン+ショートカット制御で安心なアプリ設計を

(1)新関数の用途

2025年11月のアップデートで、kintone管理者に待望の新しいJavaScript関数が登場しました。
関数名は、 kintone.setKeyboardShortcuts()です。
この関数を使うと、kintone画面で使えるショートカットキー(例:eで編集、cで新規作成など)を、アプリの状況に応じて 有効/無効に切り替えること ができます。

ショートカットキーの有効/無効を切り替える
ショートカットキーの有効/無効を切り替えます。

これまで、画面上の「編集ボタン」を非表示にしても、
ショートカットキーを使えば編集画面を開ける“抜け道”が残っていました。
今回の新APIによって、“抜け道”を防ぎ、UI上でより厳密なアクセス制限が実現できるようになりました。

つまりこの関数の狙いは、「ユーザー操作の自由度を管理者側で安全にコントロールする」 ことです。
アクセス権設定だけでは実現できなかった、“UIレベルのきめ細かな制御”が可能になります。

デモ画面

以下のデモ画面では、レコード詳細画面のヘッダーに表示した「編集機能の切替」ボタンクリックで、UI上の編集ボタンの表示/非表示と、編集のショートカットキー(e)の有効/無効の切り替えを行っています。
見かけは、編集ボタンの表示/非表示の切り替えだけですが、編集ボタンが非表示になると編集ショートカットキー(e)も機能しません。

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(2)新関数のメリット

この新APIがもたらす最大のメリットは、「柔軟なユーザー体験の設計」ができる点です。

たとえば:

  • 編集ボタンを非表示にして、同時に「編集ショートカット(e)」も無効化できる
  • 操作ミスや誤更新を防げる
  • 状況に応じて、管理者が一時的に操作を制限できる

アクセス権の設定では「全部OK」か「全部NG」しか選べなかった領域を、
UIレベルで「条件付きの制御」が可能になります。
これは、プラグイン開発者やアプリ管理者にとって大きなメリットです。

さらに、同時期に追加された 画面UIのボタンの表示/非表示API と組み合わせることで、
「見た目」と「操作」の両面からユーザー体験を統一できます。
たとえばボタンを隠してもショートカットが効いてしまう、という不自然さを完全に解消できます。


(3)実用例:7つのシーンで使える!

① 誤操作防止モード

重要なアプリで「編集ミス」を防ぎたい場合、一覧画面では編集キーを無効化しておくことで、誤って編集画面を開くことを防止できます。

② 一般ユーザーの制限表示

管理者のみが編集できるようにしたいアプリで、ボタンもショートカットも無効にすれば、一般ユーザーが編集画面を開けません。
アクセス権設定よりも柔軟な「UI制限」として活用できます。

③ 条件付きで一部操作だけ許可

たとえば「予定日が今月のレコードだけ編集可」など、特定条件を満たす場合にのみショートカットを有効化できます。
一時的な更新を行いたいケースにも便利です。

④ 教育・研修モード

新人研修や操作指導の場で、誤って操作されないように一部キーを無効化。
実習中に「見るだけモード」を作ることができます。

⑤ 集計・確認専用ビュー

データ確認専用のアプリでは、すべての編集関連キーを無効化し、閲覧専用ダッシュボードのように運用できます。

⑥ デモ用アプリ

社内プレゼンや展示会デモで、誤操作を防ぐためにショートカットを無効化。
見せたい操作だけを安全に実演できます。

⑦ 一時ロック機能として利用

メンテナンス中など、一時的に「編集禁止」にしたい時にもボタン1つで制御可能。
業務中でも安心して切り替えられます。

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まとめ

kintone.setKeyboardShortcuts() は、単なるショートカット制御ではなく、
「業務アプリの安全性とユーザビリティを両立する」 ためのAPIです。

これまでアクセス権設定やUI表示だけでは難しかった、
「一部だけ編集させたい」「特定条件で制限したい」といった要望にも対応できるようになりました。

初心者の方も、まずは一覧画面で「レコード追加(c)」キーを無効化して試してみると、
その有用性をすぐに実感できるでしょう。


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