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kintone標準ルックアップで1文字検索や部分一致検索が利用可能に!

kintone標準機能のルックアップが使いにくいと感じていたユーザー様に朗報です!

1.ルックアップフィールドの機能アップデート

2026年03月08日のアップデートで、ルックアップフィールドの検索機能が大きく進化します!
標準機能のルックアップフィールドが「1文字検索と部分一致検索」に対応しました!

この記事では、ルックアップの新機能によって現場の作業ストレスがどのように改善されるのか、設定方法や注意点、さらに業種別の具体的な活用イメージまで、分かりやすく整理してご紹介します。

今回のアップデートで、ルックアップフィールドの検索が強化され、従来よりも候補を探しやすくなります。
特に現場にとって大きいのは「コードの一部しか覚えてなくても検索できる」ことです。

デモ画面

デモ画面は、自動車部品マスタ(レコード数1000件)をルックアップで参照しているアプリの操作例です。
 ルックアップフィールドに部品コードの一部 “CD007” を入力してルックアップ取得ボタンで検索すると、部品コードに”CD007“を含む部品リスト(10件)だけが表示されるので、目的の部品コードを簡単に見つけることができました!この様な操作が標準機能だけで可能になります。

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2.ルックアップのこれまでの課題

ルックアップは便利な機能ですが、これまでのルックアップは、商品コード・部品コード・図面番号などの半角英数字のコードで検索する場合は、マスタデータの量が増えるほど、目的のデータが探しにくくなるという問題がありました。そのため、現場では次のような作業負担が発生しやすい状態でした。

  • ルックアップ取得の一覧表をスクロールして手作業で探すのが超大変
  • 半角英数字のコードは、コードの一部で検索しても目的の候補が出ない
  • 結局、コードの台帳やメモを見てから入力する手間がかかる
  • 検索用のコードを目視で探すというアナログ作業のために業務の流れが悪くなる

今回のルックアップの検索機能の改善は、こうした「探せない」「見つからない」「停滞する」という日常的な業務ストレスを改善できる機能として注目できます。

2-1.設定で静的な絞り込み条件しか設定できない

これまでのルックアップフィールドの絞り込み条件の設定は静的な条件設定であり、入力画面で絞り込み条件を変更できないので、検索条件が都度変わるアプリでの使い勝手は良くありませんでした。

2-2.コードを全部覚えていないと探せない

たとえば、商品コードや部品番号が「AB1207CD03」のように長い場合、先頭や途中の一部分だけでは見つけられないので、完全なコードの入力が必要でした。
しかし、現場担当者が実際に覚えているのは、「下4桁だけ」「前半の4桁だけ」「ロット番号の年号部分だけ」といった断片的な情報であることが少なくありません。
このように、検索方法がその実務感覚に合っていないと、入力のたびに作業が止まってしまいます。

2-3.使いにくさが運用定着の妨げになる

検索しづらい状態が続くと、現場では次のような運用になりがちです。

・別の一覧表を見ながら転記する
・担当者しか分からない属人的な運用になる
・入力ミスや選択ミスが起こりやすくなる

つまり、検索しにくさは単なる操作性の問題ではなく、入力品質・作業時間・教育のしやすさにも影響する課題でした。

3.ルックアップの新しい検索方法で、現場がどの様に変わるか

新しい検索方法の価値は、単に「検索できる」ことではありません。
現場の作業の流れを止めにくくすることにあります。

3-1.Before:探せない、止まる、焦る

・目的のコードを正確に覚えていない
・検索しても0件になる(見つからない)
・何度も打ち直す
・別の資料を確認する(時間ロス)
・受付・入力・確認の作業が止まる

3-2.After:数文字で候補が出て、そのまま選べる

・覚えている一部の文字だけ入力するだけで、検索候補の一覧がすぐに表示される
・正しい候補を選ぶことで、次の作業に速やかに進める

この変化により、現場では次のような効果が期待できます。

・検索時間の短縮
・入力の迷いの削減
・誤選択・誤入力の予防
・新人でも使いやすい画面づくり
・紙や別ファイルを見に行く手間の削減

ルックアップがスムーズになるだけで、受付、登録、確認、出荷、問い合わせ対応など、日々の細かな作業のストレスが目に見えて変わります。

4.具体的な設定方法と注意点

4-1.設定の流れ

新しい検索方法を利用するには、アプリ側のルックアップ設定を確認します。

  1. 対象アプリのルックアップ設定画面を開く
  2. 検索方式に関する設定項目を確認する
  3. 必要に応じて有効化する
  4. テスト環境または運用前確認で検索結果を試す

4-2.有効化前に確認したいこと

・商品コード、部品番号、案件番号などの命名ルール
・ハイフンやスラッシュなど区切り記号の使い方
・現場で実際にどのような文字列で検索されるか
・似たコードが多い場合に候補が多く出すぎないか

4-3.注意点

検索しやすくなる一方で、候補が増えることで「似たコードが複数出る」場面も考えられます。
そのため、次のような工夫をしておくと運用しやすくなります。

・一覧に表示する項目を見直す(名称、型式、取引先名など)
・コード体系を整理する
・現場でよく使う検索語を事前に確認する
・本番前に代表的な検索パターンで試す

「検索できるようにする」だけでなく、現場が迷わず選べるようにすることが大切です。

5.ルックアップの新しい検索方法の活用イメージ

ここでは、業種別に、より具体的な活用イメージを紹介します。

5-1.製造業:部品マスタ検索アプリ

利用場面:製造指示や組立入力時に、使用部品を選択する場面

従来の困りごと:
「部品コードの後半しか覚えていない」
「似た部品が多くて探しづらい」

新しい使い方:
コードの一部や型式の一部を入れるだけで候補が出るため、部品選択が速くなります。

改善効果の例:
部品選択ミスの防止、作業者の入力負担軽減、製造記録の精度向上

5-2.製造業:ロット・製造番号検索アプリ

利用場面:検査記録、不良報告、出荷履歴の照会

従来の困りごと:
ロット番号が長く、手書きメモの一部しか分からない

新しい使い方:
年号部分、枝番部分、英字部分など一部で検索して候補を絞り込みます。

改善効果の例:
追跡確認が早くなる、問い合わせ対応が止まりにくい、トレーサビリティ確認がしやすい

5-3.卸売業:商品マスタ検索アプリ

利用場面:受注入力や見積作成時の商品選択

従来の困りごと:
品番が長い、旧品番と新型番が混在している

新しい使い方:
先頭数文字や特徴的な番号だけで候補を表示し、商品名や規格を見ながら選択できます。

改善効果の例:
受注入力のスピード向上、品番違いの防止、電話注文対応の効率化

5-4.卸売業:取引先コード検索アプリ

利用場面:受注、請求、返品、問い合わせ対応時の取引先選択

従来の困りごと:
担当者が取引先コードを全部覚えておらず、社名の略称や一部番号で探したい

新しい使い方:
取引先コードの一部や電話番号下4桁などから候補を探しやすくします。

改善効果の例:
入力ミスの削減、問い合わせ対応の迅速化、担当者変更時の引継ぎ負担軽減

5-5.建設業:案件番号・工事番号検索アプリ

利用場面:日報入力、原価管理、進捗報告、写真台帳登録

従来の困りごと:
工事番号が長く、現場名ではなく番号で管理しているため探しにくい

新しい使い方:
年度、地域略号、枝番など覚えている部分だけで候補を出します。

改善効果の例:
日報入力が止まらない、案件選択ミスの防止、現場ごとの記録精度向上

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6.まとめ

ルックアップの新しい検索方法は、単なる機能追加ではありません。
現場の「探せない」「止まる」「焦る」を減らす改善策として大きな意味があります。

特に、商品コード、部品コード、案件番号、ロット番号、図面番号、顧客番号など、日常的にコード管理をしている業務では効果が出やすくなります。

・数文字の部分一致だけで候補が探せる
・スクロールして探す時間が減る
・入力ミスや選択ミスを防ぎやすい
・新人や担当者の交代後でも使いやすい
・現場の作業ストレスを減らしやすい

「ルックアップは便利だけれど、検索が少し不便だった」という現場ほど、今回の改善効果を感じやすいはずです。ぜひ、自社のアプリでも対象業務を見直し、活用できる場面がないか確認してみてください。

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